コラム
治療環境を清潔に保つ工夫
2023年6月21日(水)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
歯科医療は血液や唾液に触れることも多いため、医療現場の中でも特に感染対策に力を入れています。
加えて新型コロナの流行により、今まで以上に歯科治療における感染対策は徹底して取り組んでいく必要があります。
当院では、患者さまに安心して診療を受けていただけるよう、さまざまな設備を用いて衛生的な治療環境を整えています。
水へのこだわり
歯科治療ではお口の洗浄や器具の洗浄など、あらゆる場面で水を使用しています。
当院では患者さまがより安心して治療を受けることができるように、治療に使用する水の清潔にもこだわっています。
●エピオス エコシステムPLUS
先進的な技術で、除菌水を生成するシステムです。
当院の各ユニットで使用する水は、すべてこの除菌水を使用しています。
この除菌水は、ほとんどの菌を10秒以内に死滅させ、ウィルスは30秒以内に失活させる強力な除菌力がありますが、薬品を含まないため人体に害はありません。
●プラズマポイックウォーター
タンパク分解型除菌水生成装置です。この装置で生成される水は次亜塩素酸水で「ポイックウォーター」と呼ばれています。
次亜塩素酸水とはいっても一般的な次亜塩素酸水ではなく、純度の高い塩と精製水を電気分解することで生成された次亜塩素酸水ですので、人体にも悪影響はありません。
ポイックウォーターはさまざまな菌やウィルスを死滅させる効果が期待でき、歯科医院や産婦人科などの医療機関で多く使用されています。
当院ではこのポイックウォーターを待合室・キッズコーナー・診察室に噴霧したり、ソファやキッズルーム内の消毒に使用したりして、感染対策を行っています。
また、ポイックウォーターは口腔内で使用することもできるため、感染対策とケアの一環として治療前にポイックウォーターでお口をゆすいでいただいています。
口腔外バキューム
口腔外バキュームは、治療中に発生する粉塵や飛沫を吸引し、綺麗な空気だけを排気する装置です。
飛沫感染の原因となる5μm以下の粉塵までも捕らえる能力があるため、空気中にウィルスなどの感染性物質が飛散するのを防ぐことができ、感染予防対策にとても有効な機器です。
器具の洗浄・滅菌
治療に使用する使い捨てできない器具は、滅菌器・小器具滅菌器・抗菌キャビネット・ハンドピース用注油・洗浄器を用いて、必ず患者さまごとに滅菌・洗浄しています。
安心してご来院ください
そのほかにも、手袋は患者さまごとに必ず交換し、使い捨てで済ませることができる備品は極力使い捨てにしています。
また、診療室の中はもちろん、待合室も消毒液を使って丁寧に拭き上げています。
さらに、プラズマクラスターと二酸化塩素ガス装置を設置し、空気感染の予防にも力を入れています。
よりクリーン治療環境をめざして感染対策を続けてまいりますので、安心してご来院ください。
折れた・割れた歯も、抜歯せずに治せます
2023年5月18日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
割れた・折れた・ひび割れた歯を「破折歯」といいます。
破折歯は抜歯することが通常でしたが、当院では破折歯を抜歯せずに治療することができます。
歯が割れることを破折といい、破折した歯を破折歯といいます。
歯の見えている部分が割れるのを「歯冠破折」といい、歯ぐきに埋まって見えない部分まで割れていることを「歯根破折」といいます。
一般的に、破折した歯の治療は抜歯をしますが、破折歯であっても条件によっては抜歯せずに治療することが可能な場合もあります。
歯が破折する原因にはいくつかあります。
・むし歯が進行して割れる
・歯の神経を取った歯が割れる
・歯ぎしりや食いしばりで割れる
・老化でもろくなって割れる
・かみ合わせが悪く、噛む力が偏って加わり割れる
一番多いのは、神経を取った歯です。
神経をとった歯は、栄養や水分が届かず、次第にもろくなってしまうからです。
再植治療とは、破折してしまった歯をきれいに修復してから元の位置に植え直す治療法です。
破折してしまった歯を傷つけないように慎重に抜き、マイクロスコープを使って割れた断面のむし歯や歯石、歯ぐきの炎症箇所などを丁寧に取り除き、専用の接着剤で接着して元の場所に再植して動かないようにしっかりと固定します。
経過観察後に問題がなければ土台を接着し、最後に被せ物を装着します。
再植治療は技術を必要とする治療なため、対応できる歯科医院はまだあまり多くありません。
当院の院長は、日本外傷歯学会の認定医の資格を取得しており、外傷によって歯が欠けたり抜けたりした歯の怪我や歯ぐきや唇など歯の周囲のけがについての講義・実習・試験に合格しています。
当院であれば、破折歯を治して残せる可能性がありますので、どうぞ相談ください。
破折した歯は、再植治療後でも健康な歯に比べると強度は弱くなります。
ですので、破折した原因が改善されないまま、以前と同じ生活をしていると再発してしまうこともあります。
破折の原因をしっかり理解していただき、歯ぎしりや食いしばりが原因であればマウスピースを装着したり、かみ合わせが原因であれば矯正治療をしたりするなど、再発を防ぐ対策をして、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
一般的には、破折歯の治療方法は抜歯であるのが現状です。
しかし、当院では、場合によっては再植治療で修復した歯を植え直したり、状態のいい患者さまご自身の歯を移植したりすることも可能です。
インプラントやブリッジなどの人工歯を使いたくない、天然歯を使いたい、親知らずの状態がいいので使いたいという方は、当院までぜひ一度ご相談ください。
「歯医者さんデビュー」いつがおすすめ?
2023年4月20日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
お子さまを初めて歯医者さんに診てもらうのはいつがよいのか、多くのご両親が悩まれていると思います。
最近ではさまざまな理由から早めに「歯医者さんデビュー」をすることが推奨されています。
お子さまを初めて歯医者さんへ連れて行くのは、乳歯が生えてきたタイミングがよいと言われています。
個人差はありますが、生後6ヶ月くらいから下の前歯が生えてきて、むし歯に感染するリスクは歯が生え始めた時から発生するからです。
また、この時期のお子さまはまだ人見知りがないことが多く、初めての歯科受診に適しているといえます。
乳歯の生え始めから通院することは、次のようなメリットがあります。
・むし歯を早く発見できる
乳歯はとても弱く、むし歯になると進行が早いのが特徴です。
定期的に受診していればむし歯を初期発見できます。
むし歯は発見が早ければ早いほど簡単な治療で治すことができるので、歯の生え始めから定期的に受診する大きなメリットとなります。
・正しい歯磨きの方法が身につく
定期検診ではむし歯の有無を調べるほか、正しい歯磨きの方法も指導してもらえます。
歯並びに合わせたブラッシングをマスターして、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
・歯医者への苦手意識をなくすことができる
赤ちゃんのうちは先入観がないので、歯科医院に慣れておくことで、苦手意識を持たずにすみます。
苦手意識が植えつけられてしまうと、子どもが歯科治療に通う妨げになるだけでなく、大人になっても歯科医院へ行くのをためらい、治療が遅れてしまう原因になります。
歯科医院を受診するお子さまは、知らない場所と知らない人に不安や緊張を感じてしまうこともあると思います。
そんな気持ちを少しでも和らげて安心して通ってもらえるよう、当院ではさまざまな工夫をします。
まず、無理やり治療をしたりするようなことはしません。
赤ちゃんであれば楽しい雰囲気でお口の中を触る練習から始めます。
お話がわかる年齢であれば、しっかり説明をした上で、お子さまが納得して気持ちの準備ができるのを待ち、お子さまのペースに合わせて治療を行います。
また、駐車場には迷路のデザインがあり、院内に入るところから楽しい気分になれます。
一般的に1歳半〜2歳半の間にむし歯菌への感染が起きやすく、「感染の窓」と呼ばれています。
その時期を感染なく乗り越えて3歳までむし歯がないとその後もむし歯になりにくいとされています。
早い時期から歯科医院に通う習慣をつければ「感染の窓」の期間を越えられる可能性は高まります。
歯が生え始めたら、歯医者さんデビューをしてみましょう。
歯にやさしい!当院のホワイトニング
2022年12月21日(水)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
当院では、ご自宅でお好きな時間を使ってご自分で行う「ホームホワイトニング」と、歯科医院で行う「低刺激ポリリン酸ホワイトニング」を行っています。
当院のホワイトニングでは、低刺激で負担の少ないポリリン酸を使用しています。
ポリリン酸は色素分解酵素の一種で、多くの生物がもともと体内に持っており、歯や歯ぐきへの刺激が少ないのが特徴です。
またポリリン酸には、歯の表面に汚れがつきにくくする効果や、抗菌作用があることから、お口の環境を整えてむし歯や歯周病を予防する効果も期待できます。
ホームホワイトニングは、文字通りご自宅でできるホワイトニングのことです。
ホームホワイトニングは、マウスピースを作ってもらうために歯科医院へ一度通院すればよく、あとはご自身の好きな時間に、ご自身のペースで歯を白くすることができます。
方法は、歯科医院で製作したマウスピースに、専用の薬剤を塗布し、装着するだけです。
この手軽さから、忙しくてなかなか通院する時間が取れない方などからも人気の治療法となっています。
このような特徴から、ホームホワイトニングはご自分で行うのが苦ではないマメな方に向いています。
歯の色が後戻りしにくいため、継続できる方にはとてもいい方法です。
また、ご自宅で好きな時間にできるため、なかなか歯科医院への通院時間が取れない方にも向いています。
歯科医院で行うホワイトニングはホームホワイトニングより高濃度のホワイトニング剤を使用することができます。
そのため、1回の施術でも効果を実感しやすいのが特徴です。
短期間で目指す白さにしたい方、結婚式などの期日の決まったイベントに合わせて早く白くしたいかたは歯科医院で行うホワイトニングが向いています。
また、ご自身で少しずつ白くしていくホームホワイトニングと比べて、自分でホワイトニングのスケジュールを管理する必要がなく、すべてプロに任せて手軽に行うことができます。
お仕事などが忙しくて、ご自宅でのホワイトニング時間が取れないという方にも、歯科医院で行うホワイトニング(低刺激ポリリン酸ホワイトニング)が向いています。
白く輝く歯を手に入れると、ご自分の見た目に自信が出るようになる方が多いようです。
また、ポリリン酸を使用したホワイトニングは、低刺激で、ホワイトニングだけにとどまらず、歯の表面をきれいに保ったり、むし歯や歯周病を予防する効果も得られたりするのでおすすめです。
ホワイトニングに興味をお持ちの方は、当院までお気軽にご相談ください。
早い・安い・高水準な治療に欠かせない「セレック」
2022年11月22日(火)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
歯科医院で詰め物や被せ物を使った治療をするとき、完成までに数日かかるのが一般的です。
しかし、当院では「セレック」という機器を導入しているため、製作期間を短縮することができます。
セレックとは、CAD/CAMシステムを応用して、セラミックを加工する機器です。
3D光学カメラで歯型を精密にスキャンしてコンピューターに取り込み、そのままコンピューター上で被せ物や詰め物などの修復物を設計して、その設計通りにセラミックのブロックを削ります。
スキャンされたデータ通りに削り出されるため、とても精度の高い修復物を製作することができます。
歯科医療の先進国であるドイツで生まれた機器で、ヨーロッパやアメリカを中心とした世界中の歯科医院で広く導入されていますが、日本でセレックを導入している歯科医院はまだ限られています。
セレックの最大のメリットは、製作期間を短縮できることです。
通常、被せ物や詰め物などの「修復物」を製作する場合、ガムのような印象材を使って型取りを行い、それを歯科技工所に送って製作を依頼します。
技工所では歯科技工士が手作業で石膏模型から修復物を作り出していきます。
セレックでは技工所へ依頼する工程をすべて院内で行うことができるため、最短で当日に修復物が完成します。
また、技工所へ依頼しない分、人件費や輸送量もかからないので価格も抑えられます。
さらに、セレックに使用するセラミックブロックには厳しい規格があり、修復した歯の15年後の残存率が通常の治療では68%であるのに対し、セレックでは約93%と、非常に耐久性に優れています。
セレックではセラミックを削り出して修復物を製作しますが、当院ではより患者さまに適した修復物を提供するため、プログラミル「PM7」という機器も導入しています。
この機器は対応する材料も幅広く、ジルコニア・オールセラミックはもちろん、チタンなどの金属の被せ物も製作することができます。
日本でプログラミル「PM7」を導入しているのは、歯科医院だけでなく歯科技工所を含めてもまだ珍しい存在ですが、海外ではすでにプログラミルを使って義歯の製作も行われています。
このように、セレックを使用すると、治療時間を大幅に短縮することができるうえ、治療費も安く、精度も耐久性も高い修復物を作ることができます。
また、高品質のセラミックを使用するため、保険診療で使われるレジンと比べて黄ばみにくく、自然な白さと透明感を出すことができます。
できるだけ治療を短時間で済ませたい方、より精度の高い治療をご希望の方にはセレック治療がおすすめです。
むし歯の再発を防ぐためには
2022年10月20日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
むし歯は、治療したらそれで終わりだと思っていませんか?
実はむし歯はとても再発率が高いのです。
その理由は、経年で詰め物・被せ物と歯の間に段差や隙間ができて、そこからむし歯菌が入り込みやすいためです。
また、毎日の歯磨きが不十分であったり、間食が多い・甘いものを好むといったむし歯になりやすい食習慣を続けたりすれば、再発の可能性は高くなります。
そのため、治療後の状態を保つためには正しいケアの継続が不可欠です。
むし歯予防に一番大切なのは、「毎日の歯磨き」です。
歯ブラシは、ご自分の歯並びに合わせて適したものを選び、歯を1本ずつ丁寧に磨きます。
この時、強い力でこすると歯ぐきを傷つけてしまうので、毛先が潰れない程度に当てて小刻みに動かすようにしましょう。
当院では歯磨き指導も行っていますので、ご自分に合ったブラッシング方法を覚えることができます。
また、歯と歯の間などブラシが届きにくい部分の歯垢(プラーク)を取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することもおすすめです。
正しいセルフケアを行っていても、歯磨きで落とせる歯垢は61.2%、歯ブラシとデンタルフロスを組み合わせると79%、歯ブラシと歯間ブラシを組み合わせると84.6%となっています(2005年 日本歯科保存学雑誌より)。
また、時間の経過とともに歯垢は歯石になり、ブラッシングでは取り除けなくなるので、定期的に歯科医院で検診を受けて、お口の状態にあわせた専門的なケアを行うことも重要です。
定期検診では、むし歯や歯周病のチェックを受けるほか、歯磨きでは取り除けない歯垢や歯石をクリーニングで除去したり、セルフケアのアドバイスを受けたりすることができます。
銀歯は安価で強度もある修復物ですが、食べ物や飲み物などの温度に影響を受けて徐々に変形してしまいます。
それにより、少しずつ隙間ができてむし歯が再発するリスクが高くなります。
また、セラミックと比べると細菌が付着しやすいという性質もあります。
銀歯をセラミックに替えることで、むし歯や歯周病の再発リスクを減らすことができます。
さらに強度の高いジルコニアであればむし歯のリスクが少ない上に耐久性も高くなります。
当院では全国でも数少ない先進機器「プログラミル」を導入しているため、院内でジルコニアを加工することも可能です。
むし歯は治療しても再発の可能性があります。
むし歯の再発予防で大切なのは毎日の「セルフケア」と、歯科医院での定期的な「プロケア」で、お口の健康を維持することです。
また、銀歯をセラミックやジルコニアに替える、食生活を見直す、というのも良い手段です。
適切なケアで健康なお口を保ちましょう。
パフォーマンス向上!スポーツマウスピースの役割と効果
2022年6月16日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
テレビでスポーツ中継を見ていると、アスリートの中にマウスピースをつけている選手を目にしますよね。
あのマウスピースはスポーツマウスピースと呼ばれるもので、スポーツにおいて最大限のパフォーマンスを発揮できる効果があるのです。
ここでは、スポーツマウスピースの役割と効果について解説していきます。
スポーツ歯学という言葉がありますが、これはスポーツ医学における歯科分野を意味する言葉です。
スポーツがきっかけで必要となる歯科的な外傷の治療や予防、さらにはスポーツ時のパフォーマンスを最大限に発揮できるよう、歯科的なサポートをすることもスポーツ歯学に含まれます。
つまり、スポーツマウスピースはスポーツの歯学のひとつということになるのです。
スポーツマウスピースの役割と効果には、次のようなことが挙げられます。
・集中力・積極性の向上
・歯のすり減りの防止
・ケガの防止
集中力・積極性の向上は心理的な効果であり、スポーツマウスピースを着けている安心感によって、ケガなどの不安を感じることなくスポーツに集中できるのです。
また、スポーツによっては力を入れる時に強くかみしめるため、かみしめによる歯のすり減りを防止する効果があります。
さらにスポーツマウスピースを着けることは、歯の破損などお口の中のケガの防止はもちろん、脳震とうなどお口の中以外のケガの防止にもつながります。
歯科でつくるスポーツマウスピースはオーダーメイドなので、市販品に比べて高品質でお口にぴったりとフィットするのが特徴です。
けいデンタルクリニックでは、生涯スポーツ指導員としての資格を持つ院長がスポーツマウスピースをつくるため、医師としてだけでなくスポーツする側の視点にも立って丁寧に仕上げます。
何事に対しても、不安な気持ちがあると自分の力を発揮できなくなってしまいますよね。
これはスポーツの世界においても例外ではなく、スポーツマウスピースはそんな不安を解消して、最大限のパフォーマンスを発揮できる効果があります。
スポーツマウスピースの製作は、医師でありスポーツ指導員でもある、けいデンタルクリニックの院長にぜひお任せください。
憧れの白い歯!セラミックとホワイトニング、治療の順番は?
2022年6月2日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
セラミックとホワイトニングは、どちらも歯を白くキレイにする治療法ですが、治療の順番をご存じですか?
順番を間違えると、二度手間になったり費用が多くかかったりします。
後悔しないためにも、正しい治療の順番を知っておきましょう。
まず、セラミック治療とホワイトニングについて簡単に説明します。
セラミック治療は、むし歯などで歯を削った部分を、同じ色調のセラミックで補う治療法です。
銀歯と違い、自分の歯に近い白い歯を入れることができます。
ホワイトニングは、歯の黄ばみ部分を削るのではなく、薬剤で白くする治療法です。
院内で行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で行える「ホームホワイトニング」の2種類があります。
治療は、ホワイトニング→セラミックの順に行いましょう。
その理由は、ホワイトニングは色の調整が難しいという欠点があるからです。
ホワイトニングによってどのぐらい歯が白くなるかは個人差がありますので、実際にやってみないとはっきりわからないのです。
もし、適当な白さを選んでセラミック治療をした後にホワイトニングをしても、セラミックの人工歯の色までまわりの歯が白くなるかどうかはわかりません。
セラミックはホワイトニングによって白くなった歯の色に合わせることができますので、ホワイトニングの後でも大丈夫です。
しかし何度も調整することはできないため、1回で仕上げる必要があります。
また、ホワイトニングの薬剤の効果が出るのは天然の歯だけで、セラミックのような人工歯は白くなりません。
この事実も、ホワイトニングを先にしてセラミック治療を後にする理由のひとつです。
ホワイトニングを繰り返すことで、歯は段階的に白くなっていきますので、どの程度の白さがいいのか見極める必要があります。
自分が納得できる白さになってから、セラミック治療を行うといいでしょう。
「けいデンタルクリニック」では、歯や歯ぐきへの刺激が少ない「ポリリン酸ホワイトニング」を行っています。
歯周病やむし歯の予防効果や、歯の表面のクリーニング効果が期待できる方法です。
セラミック治療には、高精度の被せ物を作成できる「セレック」システムを導入し、費用や期間を抑えた治療に努めています。
ホワイトニング、セラミック治療、もしくは両方の治療を考えている方は、お気軽にご相談ください。
経済産業省「おもてなし規格認証」をもつ歯科医院です
2022年5月18日(水)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
当院では「家族にしてあげたい診療」をモットーにしており、患者さまから「頼りになる歯医者さん」と思ってもらえるよう、診療の際はまごころを大切にしています。
そんな患者さまへのおもてなしの心を形にしたいと考え、けいデンタルクリニックは経済産業省「おもてなし規格認証」に登録し、認定されました。
「そもそも、おもてなし規格認証って何?」と思う方もいるかもしれません。
そこでお答えすると、経済産業省「おもてなし規格認証」とは2016年8月から開始された制度で、「顧客満足」「従業員満足」「地域社会の満足」の3つの視点によってサービスの質を評価するものです。
経済産業省「おもてなし規格認証」に登録したサービス産業は、情報提供や設備に関する取り組みなど30の規格項目によって評価され、内15項目以上を満たしていることで正式に認定される仕組みです。
当院は、来院される患者さまに安心感を伝えられる歯医者でありたいと考えています。
そのため院内技工室併設など、高水準の設備を導入して、幅広い診療内容と最善の治療をスピーディーに提供できる環境を整えています。
歯医者を怖がるお子さまには、自信と成長をサポートできるよう歯科を通じてサポート。
お子さまだけで診療室に入る練習を行い、診療室のいすに座る練習、歯磨きの練習など、徐々にステップアップすることで、楽しい気持ちで歯医者に通えるようになります。
当院は、予約制ではありません。
これは患者さまが来たいと思った時に来ていただくことができ、患者さまのペースに合わせて治療できるよう、診療時間を短くしたり長くしたりといった調整を可能にするためです。
全ての患者さまに親身になって寄り添い、状況・要望をしっかりと考えた上で、その患者さまにとって最善となる治療法をご提案させていただきます。
また、病気などで通院が難しい患者さまのことも考え、当院では訪問診療にも対応しています。
けいデンタルクリニックは、サービス品質の見える化として経済産業省「おもてなし規格認証」に登録、認定された歯医者です。
全ての患者さまに対して「もし家族だったら」という視点で治療させていただくので、患者さまもご家族に相談するような感覚で気軽にご来院していただけると嬉しく思います。
歯磨きで最も大事にしたいタイミングは「寝る前」
2022年5月2日(月)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
歯磨きは、「1日3回しましょう」とよく言いますが、3回の中で最も大切にしたい歯磨きのタイミングがあります。
食後?おやつの後?……じつは、寝る前の歯磨きなんです。
もちろん、食後の歯磨きも大切なのですが、どうして寝る前のほうが重要なのでしょうか。
寝ている間のお口の中は乾燥しやすいです。これは、唾液の量が減っていることにあります。
唾液というのは、お口の中の細菌や食べ物のカスを洗い流してくれる自浄作用や細菌から守る抗菌作用を持っています。
唾液が少なくなることでこれらの作用が弱まり、細菌が増えやすい環境を作ってしまうのです。寝ている時に口が開いている人は特にです。
お口の中には何百種類の細菌がいると言われていますので、細菌が増えることでむし歯や歯周病の危険性が高くなることは想像できると思います。
寝ている間に唾液の量が減ってしまう事はどうしようもないので、寝る前の歯磨きでどれだけ細菌を減らせるかが大切になります。
歯ブラシで時間をかけてしっかり磨くのもよいですが、歯ブラシ以外にもデンタルフロスや歯間ブラシの併用がおススメです。
歯ブラシだけで頑張って磨いていても約6割しか磨けないと言われています。では、残りの約4割はというと「歯と歯の間」の汚れが残っているのです。
また、毎日磨いていても細菌の塊であるバイオフィルムや歯石などが付いてきます。これらは、歯ブラシでは取りきれない汚れのため歯科医院で専用の器具を使い除去してもらわなければいけません。
デンタルフロスや歯間ブラシをプラスして寝る前の歯磨きを徹底し、定期的な歯科医院のクリーニングでむし歯予防、歯周病予防をしましょう。
けいデンタルクリニックでは、いつまでも自分の歯で噛めるよう患者さまに適した予防方法を考え、実行します。ぜひ一度ご相談ください。