コラム
歯が折れた、割れた!正しく応急処置できれば元に戻せる可能性も
2021年12月28日(火)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
子どもが元気に走り回っている姿は微笑ましいものですが、はしゃぎすぎてケガをしてしまうこともありますよね。
このようなケガで、お子さまの歯が折れたり割れたりしてしまった場合、「どうすればいいの!?」と焦ってはいけません。
正しく応急処置ができれば、元に戻せる可能性もあります。
お子さまのお口から出血している場合は、清潔なガーゼや脱脂綿などで押さえて止血します。
この時、血液を飲み込ませないことと、口をゆすがないよう注意してください。
とくに、お子さまが激しく泣いている場合は血液を飲み込みやすいため、落ち着かせてあげましょう。
口をゆすぎたい気持ちはあるでしょうが、止血が終わる前に水で洗うと、固まった血液が溶けて出血を押さえづらくなってしまいます。
止血を終えた後、歯医者に連絡します。
折れた歯は保存する必要がありますが、この時、折れた歯が乾燥しないようにしてください。
例えば、ドラッグストアで生理食塩水を購入し、容器で入れて保存する方法があります。
一時的であれば大人の口の中に入れ、唾液によって乾燥を防ぐ方法もあります。
ただ、実際にその場面に直面するとこれらの方法はなかなか思い浮かばないでしょうから、歯医者に連絡した際に保存方法を確認するといいですね。
歯が折れたり割れたりした場合、6時間以上経過すると元に戻すのが難しくなってしまいます。
あくまで状態にもよりますが、6時間以内に歯医者に行き、歯の組織が壊れてしまっていなければ、元に戻せる可能性もありますよ。
診断の結果、元に戻すのが難しい場合も形を整えるなどして修復することが可能です。
正しい応急処置ができれば、歯が折れる、割れるなどの事故が起きた場合も元に戻せる可能性があります。
もちろん、その際は医師の腕も求められるでしょう。
けいデンタルクリニックの院長は、歯の外傷における勉強をして資格を取るほど専門性を高めているので、歯の破損などの事故が起きた時はいつでもご連絡ください。