コラム
「歯医者さんデビュー」いつがおすすめ?
2023年4月20日(木)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
お子さまを初めて歯医者さんに診てもらうのはいつがよいのか、多くのご両親が悩まれていると思います。
最近ではさまざまな理由から早めに「歯医者さんデビュー」をすることが推奨されています。
お子さまを初めて歯医者さんへ連れて行くのは、乳歯が生えてきたタイミングがよいと言われています。
個人差はありますが、生後6ヶ月くらいから下の前歯が生えてきて、むし歯に感染するリスクは歯が生え始めた時から発生するからです。
また、この時期のお子さまはまだ人見知りがないことが多く、初めての歯科受診に適しているといえます。
乳歯の生え始めから通院することは、次のようなメリットがあります。
・むし歯を早く発見できる
乳歯はとても弱く、むし歯になると進行が早いのが特徴です。
定期的に受診していればむし歯を初期発見できます。
むし歯は発見が早ければ早いほど簡単な治療で治すことができるので、歯の生え始めから定期的に受診する大きなメリットとなります。
・正しい歯磨きの方法が身につく
定期検診ではむし歯の有無を調べるほか、正しい歯磨きの方法も指導してもらえます。
歯並びに合わせたブラッシングをマスターして、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
・歯医者への苦手意識をなくすことができる
赤ちゃんのうちは先入観がないので、歯科医院に慣れておくことで、苦手意識を持たずにすみます。
苦手意識が植えつけられてしまうと、子どもが歯科治療に通う妨げになるだけでなく、大人になっても歯科医院へ行くのをためらい、治療が遅れてしまう原因になります。
歯科医院を受診するお子さまは、知らない場所と知らない人に不安や緊張を感じてしまうこともあると思います。
そんな気持ちを少しでも和らげて安心して通ってもらえるよう、当院ではさまざまな工夫をします。
まず、無理やり治療をしたりするようなことはしません。
赤ちゃんであれば楽しい雰囲気でお口の中を触る練習から始めます。
お話がわかる年齢であれば、しっかり説明をした上で、お子さまが納得して気持ちの準備ができるのを待ち、お子さまのペースに合わせて治療を行います。
また、駐車場には迷路のデザインがあり、院内に入るところから楽しい気分になれます。
一般的に1歳半〜2歳半の間にむし歯菌への感染が起きやすく、「感染の窓」と呼ばれています。
その時期を感染なく乗り越えて3歳までむし歯がないとその後もむし歯になりにくいとされています。
早い時期から歯科医院に通う習慣をつければ「感染の窓」の期間を越えられる可能性は高まります。
歯が生え始めたら、歯医者さんデビューをしてみましょう。