コラム
歯ぐきに黒ずみ……これって何?治りますか?
2021年12月14日(火)
こんにちは。
北九州市小倉南区の「けいデンタルクリニック」です。
鏡を見た時、歯ぐきに黒ずみがあると「これ何?」って驚いてしまいますよね。
これはメタルタトゥーと呼ばれる現象で、金属の歯科素材を使用していると起こることがあります。
ここでは、歯ぐきの黒ずみであるメタルタトゥーの原因・対処法について解説しますね。
前歯など、一見白い歯に見えても、過去の治療で差し歯にしていて、内部に金属が使われているケースがあります。
その金属が経年劣化などで溶け出し、歯ぐきに浸透することで黒ずみが起こり、メタルタトゥーが発生します。
金属は水分に弱いという特徴がありますが、お口の中は唾液がありますので常に水分に触れている状態です。
その上、お口の中の環境は酸性に傾いたり、アルカリ性に傾いたり、激しい変化が繰り返されています。
これらのことが原因で歯の治療に使われている金属が腐食すると、金属イオンが溶け出してしまうことがあるのです。
そして、溶け出した金属イオンが歯ぐきに浸透することで黒ずみが起こり、メタルタトゥーの状態になってしまうのです。
メタルタトゥーを治すためには、治療に使われた金属や銀歯の劣化による溶け出しをストップさせる必要があります。
そのため、被せ物の素材を銀歯から非金属のものへと交換することになりますが、見た目の美しさと機能面を考えるならセラミックを選ぶと良いでしょう。
ただし長年にわたり金属イオンにさらされていると、セラミックに交換しても元どおりの色に戻るまで時間がかかります。
銀歯や、金属を使った補修物をセラミックへと交換する場合、特に優秀なのがジルコニアです。
ジルコニアは人工ダイヤモンドともいわれるセラミック。
他のセラミックに比べて強度が高く、欠けたり割れたりしにくいというメリットがあります。
もちろん見た目が自然できれいなこと、むし歯の再発の予防のしやすさなど、セラミックならではの魅力も兼ね備えています。
けいデンタルクリニックでも、銀歯や金属の補修物からセラミックへの交換を希望するご相談をたくさんお受けしています。
当院ではジルコニアの被せ物を1本4万4000円~でご提供しています。
悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。